高橋みどり「おいしいヒミツ」

高橋みどりさんが好き！
いいな、と思う料理の本のスタイリングはみどりさんの名前がある。
決まりすぎてて居心地が悪いわけではないのに、干物だって上等に見える。
食べる人に気を使わせるようなセッティングなんて、ほんとうじゃない。おうちでは。
だらしないわけじゃなく、適度なゆるみみたいなものもあって。
うちの食卓に理想があるとしたら、みどりさんのスタイリング。

おいしいヒミツ

posted with amazlet on 07.03.17

高橋 みどり
メディアファクトリー (2005/07/13)
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そのみどりさんが、料理家５人に「食べるって？おいしいってなに？」と話を聞いて探っていこうというのがこの本。
彼女たちがふだん作っているごはんも出ているのがまた良し。
本も料理も丁寧に作られていて、本を置いて台所に行きたい気持ちになる。
料理を仕事にしている人の、食材との向き合い方、料理への対峙の仕方。
それぞれに姿勢は違っているけど、とても美しい。

本に習って考えてみた。

＊私にとっての食べること。
それは、絶対に不可欠なもの。同時に常に楽しみであるもの。
栄養の摂取だけには決してなり得ないもの。
ハッピーな時間。

＊私のおいしいって。
味と気持ちが融和しているということ。
ファストフードでも、好きな人と食べればおいしいし、
落ち込んだ時にもちゃんと料理されたものを食べると、おいしい。
単純に、味が濃すぎないことも重要。
シンプルでも手がこんでいても、調味料がいっぱいすぎないこと。（嫁）