SSブログ

リーナス・トーバルズ「それがぼくには楽しかったから」 [読書]

オープンソースで、無料で、誰でも使えるOSであるLinuxの産みの親であるリーナス・トーバルズさんの自伝的な本。ドキュメンタリータッチになっていて、リーナスさんが自分について語る章と、記者であるデビッド・ダイヤモンドさんから見た取材風景が交互に書かれていて楽しい。

それがぼくには楽しかったから
リーナス トーバルズ デビッド ダイヤモンド 風見 潤
小学館プロダクション (2001/05/10)
売り上げランキング: 213027

まずこの本を読みはじめて最初に感じるのは、「フィンランドっていい国だなぁ」ということ。たとえば大学の授業料はタダで、何年も居残ることができる。ネットワークも整備され、携帯電話も非常に普及している。
そのような環境の中、Linuxの初期のバージョンが開発されるストーリーは、素朴で「楽しそう」(ちなみにリーナスさんは現在はアメリカ在住)。

本書では、「楽しい」Linux開発のストーリーと裏話が次々と語られる。そんな中でもリーナスさんの人生論や、テクノロジー論が語られていて非常に興味深い。

ひとつの「プロジェクトX」ストーリーとして、面白い本である(ワルオ)

参考:
Wikipedia:リーナス・トーバルズ
ちなみにこの記事を書いている環境は、Ubuntu Linuxである。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。