一條和生「シャドーワーク― 知識創造を促す組織戦略」 [読書]
シゴタノ!さんなどでも取り上げられている、「シャドーワーク」を読了。
個人的には、最近の自分の活動や方向性を肯定してくれる内容であったので、とても勇気づけられる本であった。
シャドーワークとは、公式の組織で規定された権限、役割分担、業務プロセス、意志決定プロセスなどには乗ってこない、個人が自分の自主的な意志と裁量で創造的に編み出す仕事やそのための勉強、準備活動など全般を指している。平たくいえば、シャドーワークのない組織とは、言われたことを粛々とこなすだけの組織ということになる。
まえがき より
シャドーワーク―知識創造を促す組織戦略
posted with amazlet on 07.04.28
一條 和生 徳岡 晃一郎
東洋経済新報社 (2007/02)
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本書は、シャドーワークと名付けられた、組織や役職の権限を越えた活動全般に対する分析と考察である。近年のビジネスにおける変化のスピードとフラット化においては、プロデューサー型人間の、組織や会社の枠を越えた非正規活動が重要であると筆者は述べている。
個人的には、わたしの永遠のマスターピースであるトム・ピータースの「ブランド人になれ!」にも通じる内容であり、非常に共感してしまた。さようなら、指示待ち人間。やはりこれからは、公私わけへだてなく、ビジネス/プロジェクトを成功させ楽しむためには、「上司の指示を待ったり、事前に相談したり、または許可を受けることをせずに、自発的な非正規の行動」をしていく必要があるのである。
会社の枠にとらわれない行動を是とする人、およびあこがれる人には是非とも読んでほしい本である(ワルオ)
参考:
ZDNet Japan Blog - エンタープライズニュースの読み方:『シャドーワーク』
シゴタノ! - シャドーワークという“API”
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