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スティーブン・ハンター「極大射程」 [読書]

文藝春秋の20世紀ベストミステリ17位。問答無用というところである。

ボブはヴェトナム戦争で87人の命を奪った伝説の名スナイパー。今はライフルだけを友に隠遁生活を送る彼のもとに、ある依頼が舞い込んだ。精密加工を施し た新開発の308口径弾を試射してもらいたいというのだ。弾薬への興味からボブはそれを引受け、1400ヤードという長距離狙撃を成功させた。だが、すべ ては謎の組織が周到に企て、ボブにある汚名を着せるための陰謀だった…。

一匹狼のスナイパーが主人公の本作品、解説などを見たところシリーズ物になっているみたいであるが、その第1作目に当たる。2006年には映画化もされているようで、こちらもちょっと気になるところ(Amazonの感想では比較的好評のようだ)。

とにかくストーリー展開は息もつかせない。イマドキで言えばドラマ 24-twenty four-を見ているようである。そして最後の見事なエンディングまで、とにかく素晴らしいの一言。読んで良かった!(ワルオ)。

極大射程〈上巻〉 (新潮文庫)

極大射程〈上巻〉 (新潮文庫)

  • 作者: スティーヴン ハンター
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 文庫
極大射程〈下巻〉 (新潮文庫)

極大射程〈下巻〉 (新潮文庫)

  • 作者: スティーヴン ハンター
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 文庫

 


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