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ジョン・ウッド「マイクロソフトでは出会えなかった天職〜僕はこうして社会起業家になった」 [読書]

どうして本書を選んだのかがまったく思い出せない。おそらく何かの書評で目をつけておいたのだろうが、今思うと不思議なチョイスである。しかし、なかなかどうして興味深い本であった。タイトルにはマイクロソフトとあるが、著者が社会起業家・・・NGOルーム・トゥ・リードを立ち上げる話である。というわけでもちろんITや技術などは出てこない。

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった

  • 作者: ジョン ウッド
  • 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2007/09/21
  • メディア: ハードカバー

Amazon等に掲載されている出版社の紹介文が妙に長いので引用はしないのだが、本書はMicrosoftに勤めかなりの成功をおさめつつあった著者が、ネパール旅行の中でたまたま立ち寄った地元の学校の図書館にまともな本が無いことに衝撃を受け、途上国に本を既存したり学校を設立するなどの活動を行うNGOを立ち上げるという話である。

こう書くとありがちな話なのであるが、著者が他のNGOの設立者とちがったのは、発展期のマイクロソフトで叩き込まれたビジネス哲学をその活動にフル活用し、大成功をしていくという点である。というわけで、実際に本書の中でも「マイクロソフトで学んだことを適用する」場面が興味深くも面白い。ビル・ゲイツやスティーブ・バルマーの哲学を、著者は自分のNGOでも大活用しているということなのだ。

というわけで、ルーム・トゥ・リードのミッションは壮大である。Googleのビジョン並に壮大でカッコイイ。詳細はルーム・トゥ・リードのサイトをご覧いただきたいのだが、一部を引用しておこう(ワルオ)。

2010年までに1000万人の子どもたちに教育の場を提供する。
(中略)
私たちルーム・トゥ・リードは、アジア、アフリカ、南アメリカの開発途上国において、現地のNGOや村の人々などのコミュニティと協力して、学校や 図書館などの教育に必要な施設を建設しています。また、現地語や英語の図書を寄贈したり、少女が学校に通えるようにするための奨学金を提供するなど、さま ざまな方法で教育の機会を提供しています。
教育は、子どもたちにとって生涯の贈り物になります。

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